Inmarsat関連資料
3. Fleet Broardband(以下FB)の導入のメリット
2011年5月1日
Inmarsat Ltd.はインマル-Bのサービスを2014年12月末で終了することを決定したため、既存のインマル-B設置船で2014年以降も運航する船舶は期日までに換装する必要があります。
また、既存のインマル-F設備等の予備機や乗組員の福利厚生用としても、Fleet Broadbandを導入する効果は大きいと考えますので、下記の導入メリットをご参照の上、早期に設置されるようお願い致します。
1. FBの特徴
- データ通信速度の飛躍的進歩
- データ通信(パケット通信)と音声通話が同時に可能
- コンパクトなアンテナユニットで、装備が比較的容易
- 最大160文字までのSMS(ショートメッセージ)に対応
2. インマルB・FをFBに換装する場合のメリット
インマルBによる同容量(1MB程度)のデータ通信と比較して、通信料金が1/6から1/5(*註釈)、インマル-FのMPDS(パケット通信)との比較でも1/3から1/2と、データ通信料金が大幅に安くなっておりますので、現在インマルBのデータ通信で月額10万円使用している船舶は、年間で約100万円節減が可能となるため、FB機器の購入費用は1-2年以内に回収できる試算となります。
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- FBB:$13.30
- インマルBのData:$58($47-$69)
- インマルFのMPDS:$36.5、インマルFのHSD:$27
*註釈
KDDIの通信料定価で、1MBを送受信した場合の通信料試算:
条件等:インマルBの公称データ通信測度9.6Kの実効速度を6Kbpsと仮定すると、約0.045MB/分(22.22分/MB)で、通信料はPeak時間:$3.1/分で$69、Off-peak時間:$2.1/分で$47/MBとなる。
3. FBの運用面の留意事項
- FB機器はSIMカードがなければ通信できないため、SIMカードの盗難、紛失には十分注意する必要があります。
- 運用時の注意点として、陸上で使っているようにWeb画面を次々に開いていくと、データ量が増えて高額料金になるため、天気図・台風予想図等の良く使う情報は、直接その画面に入るように「お気に入り」等に登録しておくことをお勧めします(一般的なフルカラーの画面は約1MBで、1画面を見る料金は、FBで$13.3、FのMPDSで$36、HSDで$27が見込まれます。)。
- FBでFAXの送受信は高額(ISDNと同額の$8-9.2/分)であるため、原稿をスキャナーで取り、Eメールに添付して送受信するか、インマルB、インマルF等が残置されていれば、そのFAXを使う方が通信費の節減になります。
- 近年はメール以外の通信料が増加傾向で、特にWeb閲覧(ネットサーフィン)によると見られる高額な通信料が発生するケースがあるため、アクセスできるWebの制限や、本船にFBの通信ログを定期的にチェックさせるなどの対策を指示することをお勧めします。
以上
